クレバーハンズ携帯サイトも稼働中。コチラからでもメンテナンスのご依頼が出来ます。ぜひご活用ください。
Clever Hands=器用な手。その名の意味のとおり、ハイクオリティーな
修理技術とサービスをご提供いたします。
我々クレバーハンズは、機械式腕時計の修理において皆様の大切な腕時計を豊富な経験と知識、そして技でもっていつまでも時を刻み続けられるようにサポートさせていただきます。通常時計修理に出すとお見積もりから修理完了まで、2ヶ月程かかる場合があります。当店は修理工房にサロンを設けております。ご来店の際にはお見積もりから修理まで直接修理スタッフが対応いたしますのでとても迅速です。なのでお預かりした時計を最短2週間でお客様のもとへお届けいたします。それでは、ごゆっくりと当社サイトをごらんください。

時計修理を頑張ってほぼ毎日ちょこっとご紹介しています。珍しいムーブや機構があったり時計への興味は底がありません。過去のワークスはワークスダイアリーをご覧ください。
2008.08.07
という上記の理由によりここひと月あまり、てんやわんやの毎日を送っております。ワークスダイアリーの更新も後手後手になってしまってネタだけがたまってしまってアップ出来なかったりとツライ状況であります。左写真は旧工房にていまだ引っ越し準備の出来ていない作業風景の一コマです。慌てつつも神経を尖らせて作業しております。引っ越しはもうすぐそこまで来ているんですけどね。大丈夫だろうか...。

09.01:ホームページリニューアル!
クレバーハンズ移転に伴い、いっそのこととホームページをリニューアルいたしました。全体のイメージもさることながら、最大の変更点はメンテナンスのご依頼方法がインターネットのみの受付になりました。ただし送料は無料になり、送る際の手間を省く為に梱包キットをご用意いたしましたので、以前よりもより簡単にメンテナンスしやすい仕様になっております。ぜひともご利用ください。
スピードマスターの故障

オメガスピードマスターにおいては次の2点に故障の原因が実に多いようです。

まずはクロノグラフ。正しい使用方法としては
スタート→ストップ→リセットの順になりますが、ついついスタート→リセットとストップを端折ってしまうとパーツはずれの原因となり、リセット不良になってしまいます。

そして防水不良です。これは設計上こともあり、スピードマスターでは常について回る問題です。スピードマスターの裏蓋はスクリューバック方式ではなく、ポコ(圧入方式)のため、水が入りやすいのです。そのため内部パーツが腐食しやすくなります。
ただしスピードマスタープロフェッショナルの裏蓋はスクリューバック方式。しかし両モデルともプッシュボタンはスクリューではないのでやはり水気には注意が必要です。

オーバーホールの目安は大体3年ぐらいですがそれまでの間何もせずにいるのは余計な出費も生み出しかねません。ですのでなるべく間違った使用方法は避け、湿気や水気などはこまめに拭き取ったりして少しケアしてあげるよろしいかと思います。

時間調整について
さて、今回はちょっと専門的に突っ込んで「時間調整」について少しばかり。
各メーカーのムーブにより調整方法は多少の違いはありますが、基本構造は一緒で調整原理も同じです。まずはテスターにて4〜6方向の日差を確認して平均の日差を計算します。もちろん全方向、くるいのないムーブもありますが、ほとんど6方向分、テスター数値もバラバラです。したがって平均の日差を目安で調整していきます。基本的にはプラス方向で調整していき、日差を5〜12秒位の平均で調整、決定していきます。これはゼンマイの巻き上げが一杯の状態ならば、上記の日差で問題ないのですが、ゼンマイのリザーブが少ないと日差はややマイナス方向になってしまいます。以外とこの事は知られていません。前記述で6方向などと書きましたが日々私たちが6方向に動く事などめったにありません。(サーカスは別)。なのでデスクワークであったり、営業で外出したりとやはりそれぞれのシチュエーションで日差は変化します。座ったままですとやはり一方向の状態が多いので時間の進みが早くなりがちです。う〜む、なかなか大変です。適度な運動は時計にとってまた自分にとってもいいことなんですが毎日の中で常に動いている事は難しいです。日差のくるいを少しでも遅らせるにはやはり手巻きで時計にも運動させてあげる事をおススメします。また、時計を振ってもあまり巻き上げ効果はありませんのでご注意を。
防水時計について
一般的な防水時計はスクリュー式竜頭とスクリュー式バックケースでガッチリと守られています。水に接する機会が多い夏には大活躍ですが、水遊びのあと「防水だから。」とそのまんまほっぽっておく訳にはいきません。湿気対策と同じく乾いた布で優しく拭き、水気を取る事が大事です。放置しておくといずれ錆びてきます。竜頭が錆びると動かす事も困難になってしまいます。また時計が壊れたときに修理に出してもケースが錆びていては開ける事も出来なくなってしまい余計な出費を生み出す事にもなります。特に海で遊んだあとは必ず布で水気、塩気を拭き取ることが大事です。また時計の顔ともいえる文字盤も夏の強烈な日差しにさらされて日焼けが心配です。日焼けを「アジ」と受け止めるならば問題はありませんが気になる方はなるべく日差しの強いところで時計を出さないのが一番の対策でしょう。そしてここでもうひとつ、「生活防水」について。
生活防水とは毎日の生活における場面に対して総合的に大きく囲った言い方です。手を洗ったり、台所での水を使った作業や庭の手入れなどなど。しかし極端な話、腕時計に水気は禁物です。まして時計をつけたまま食器を洗ったりしたりするのはあまり良くはありません。外しておくのが一番です。夏は水に最も接する季節です。水に触れるなというのはムリというものです。だからこそ布で水気を拭き取るだけのケアでも大切だったりします。夏は時計にツライ季節です。時計が止まった、ちゃんと動かないなど、なにかお困りの場合はぜひ一度ご相談ください。
湿気について
日本に住んでいる以上、湿気は付いてまわるものです。とくに6月ともなるとじわりとした暑さとともに湿気もかなりきつくなります。また湿気は、室内・車内など、外気との寒暖差によるものなのでクーラーが必須となってくるこれからの季節は、湿気を含み易くならざるを得ません。含む事によって腕時計に起こりえる障害は、

●外装の劣化
外装が錆びる事によって腐食が始まり内部へ浸透していく恐れがあります。

●時計内部パーツからサビ
各パーツが錆びる事によって時計機能がストップしてしまう恐れがあります。

●時計機能の低下
テンプが湿気を帯びる事により正確に時を刻む事が出来なくなり、正しい時刻を示さなくなる恐れがあります。

以上のような結構シビアな状況になってしまいます。少し極端な障害例と思ってしまうかもしれませんが、決してそうではありません。我々がアクティブに働いて、遊んでいる間も腕時計は一緒にいる訳ですから、つけている時間はけっして短くはありません。我々が1日の終わりにシャワーを浴びてスッキリするように、腕時計にもスッキリさせてあげるのが湿気対策に一番です。対策はカンタン。乾いた布(キズが気になる方は、なるべく目が細かく柔らかいものをご使用ください。それでも気になる方はセーヌ革をご使用ください。)で、毎日優しく拭いてあげるだけで十分です。これだけでだいぶ違います。すごく単純な事ですが以外と重要なことだったりします。外装の劣化はいずれ内部に響きます。外装についた湿気を拭き取るだけで外装はもちろん、余計な湿気も拭き取る事で時計機能の低下もカバーできますし一石二鳥です。毎日腕時計を拭く事は以外と大変かもしれませんが、ぜひ実践してみてください。
オートワインダーについて

オートワインダーは回転することで自動で時計を巻き上げ、つねに動いている状態にしてくれる機械です。私たち修理職人はオートワインダーを使って修理確認をします。ただし、市販売られているのとはちょっと?違うワインダーを使ってテストをします。通常、市販されているワインダーは1方向、平面に回転しています。さて左の写真を御覧ください。我々修理職人が使用しているワインダーはデュアル!(全方向)に動きます。もうグルグル回ります。これは日常生活において限りなく腕につけている状態と同じにすることで細かく実測することができるというスグレモノ。このワインダーに1週間ほどかけて油をなじませたり、細かく調整します。そして1週間後、最終調整を施し、完成です。
さてここでひとつアドバイス。自動巻とは日常生活で動かす腕の力によって巻かれます。なので日常生活のなかであまり腕を動かすことがない(※たとえばデスクワークの方など)場合、多少腕を振っていれば自動巻は止まることはありませんが、ローターの効率は悪くなります。やはり自動巻といえども手巻き併用をおすすめ。もしも1日の動くことがあまりなかった、または少ないなと感じたら手巻きをすることをおすすめします。

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